1009 図面エラー
概要
図面エラーの検出機能を使って、Luフォルダ内の図面に問題がないかを確認することができます。
図面エラーの検出機能の詳細
検出されたエラーを一覧にしたエラーチェックリストを、メインウィンドウ上で確認できます。
エラーチェックリストから、エラーの該当箇所を拡大/縮小表示して確認できます。
エラーチェックリストをxlsxファイルにエクスポートできます。
エラーチェックリスト上で、表示順の並べ替え、検索、絞り込みができます。
図面エラーを検出する
ツリーウィンドウの[チェック]フォルダから[図面エラー]をダブルクリックするか、図面を開きリストタブまたは[リスト]メニューから[エラーチェック]をクリックすると、エラーチェックリストが表示されます。

エラーはチェック結果一覧(①)に表示されます。ツールバー(②)で一覧の内容を検索したり、エクスポートしたりすることができます。
検出されるエラー内容一覧
< 機器関連 >
エラー記号 | メッセージ | エラー要因 |
---|---|---|
PE1001F | 機番が重複しています |
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PE2001M | ノズルのサイズが接続先配管サイズと異なります |
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PE2002M | ノズルのクラスが接続先配管クラスと異なります |
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PE2003M | ノズルの二重管サイズが内外管組み合わせ表(D006-)と異なります |
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PE2004M | 二重管ラインに接続するノズルがパッドタイプではありません |
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PE2005M | パッドタイプではないノズルにフルジャケットタイプのクラスが設定されています |
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< 配管ライン関連 >
エラー記号 | メッセージ | エラー要因 |
---|---|---|
PL1001M | 配管ラインに流体記号が設定されていません |
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PL1002M | ラインNo.が0です |
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PL1003F | 流体記号+ラインNo.が重複しています |
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PL1004F | 配管始点/終点に接続がありません |
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PL2001M | クラスが未設定です |
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PL2002M | サイズが未設定です |
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PL2003M | 二重管サイズが内外管組み合わせ表(D006-)と異なります |
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PL3001M | 配管部品が配管材料基準(PMS)にありません |
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PL4001M | 配管付属品/計装品の入口/出口本体仕様サイズが配管サイズと異なります |
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PL4002F | 配管付属品/計装品のタグNo.が重複しています |
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PL4003M | 配管付属品/計装品のタグNo.が設定されていません |
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PL5001F | 別図取合先の流れ方向が一致しません |
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PL5002F | 別図取合の接続先がありません |
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PL5003F | 別図取合の接続先が複数あります |
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PL5004M | 終点用別図取合部品がライン始点にあります |
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PL5005M | 始点用別図取合部品がライン終点にあります |
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エラーを確認する

①チェック結果一覧
エラー内容をダブルクリックすると、図面上のエラー箇所が拡大表示されます。
セルはクリックして選択できます。
※選択しているセルの枠の色はプラント属性機能のシステムカラーで変更できます。②更新
クリックすると、エラーチェックリストが更新され、最新のチェック結果が反映されます。
③選択ズーム
チェック結果一覧のエラーを選択してクリックすると、図面上のエラー箇所が拡大表示されます。
④Excelにエクスポート
クリックすると、[名前を付けて保存]ダイアログが表示され、所定の場所にxlsxファイルを出力できます。
⑤検索
クリックすると、検索モードの「検索と置換」ダイアログが表示されます。検索ボックス(①)にキーワードを入力し、②または③をクリックすると、チェック結果一覧内を検索できます。
⑥検索テキストボックス
検索文字列を入力して⑦をクリックすると、チェック結果一覧内を検索し、文字列を含む行に移動できます。
⑦前へ/次へ
⑥の検索テキストをキーワードにして前のセルを検索/次のセルを検索できます。
⑧並べ替え
リストのヘッダ項目をクリックすると、各列用のドロップダウンフィルターメニューが表示され、行の並べ替えや絞り込みができます。
エラーを解消する

ダブルクリックすると図面が表示されます。

表示(V)をクリックしてメニューが表示されるのでノズルオリジン(N)をクリックしてください。
マークが表示されます。

ノズルのマーカーが表示されクリックするとノズルの情報が表示されます。

一覧を確認しますとサイズが50Aとなっています。

これは最初の配管は50Aで作成して機器:T-1001に接続したのでノズルが50Aとなります。この後50A×100Aのレジューサを入力したのでノズルサイズが50Aのままとなっています。これを100Aに変更します。ダブルクリックするとサイズ変更の画面が表示されるので100Aを選択してOKをクリックしてください。

No.2と3も同じ考え方なので配管サイズと同じに修正してください。

更新ボタンでエラーが更新されます。押してください。
次のエラーを確認します。

こちらのエラーを確認すると圧力計の配管、ドレン配管などとなります。ラインNo.が「0」だとエラー表示となるのですが今回はこのままとします。修正は不要です。
次のエラーを確認します。

No.12はラインNo.が「-1」と重複しています。ドレンラインなので「0」にもどします。修正してください。
No.13も同様で圧力計ラインなので「0」としてください。
No.15はライン中に工事取合[8057]を入力しています。これはラインを分割するシンボルなのでこのままとします。
No.16のライン50A-P-B50(SUS304)-1605はライン中に安全弁[2219]が入力されています。こちらのシンボルは入口と出口で肉厚、呼び圧力が変わります。ラインを分割するシンボルなのでこのままとします。
おわったら図面を保存してください。
次のエラーを確認します。

こちらはドレンライン、終点がホース継手[2234]を入力したラインとなります。そのままとします。おわったら図面を保存してください
次のエラーを確認します。

こちらは、配管ラインとサイズが合ってないエラーです。シンボルを入れてからレジューサでサイズ変化した場合にエラーとして表示されます。ダブルクリックして配管サイズと同じものを、本体仕様サイズ(大)と(小)修正してください。
おわったら図面を保存してください
次のエラーを確認します。

No.31は、80A-AI-B50(SUS304)-2601に配置している、ホース継手です。タグNo.「HOSE-2601」を入力してください。タグNo.表示も「あり」にして見やすく移動しましょう。
No.32は、80A-AI-B50(SUS304)-2601に配置している、フランジなのでそのままでOKです。
No.33は、2.5S-P-SANITARY-1602に配置している、ホース継手です。タグNo.「HOSE-1602」を入力してください。タグNo.表示も「あり」にして見やすく移動しましょう。
No.34は、2.5S-P-SANITARY-1602に配置している、フランジなのでそのままでOKです。
No.35は、TE-1602に配置している、フランジなのでそのままでOKです。
No.36は、演算器.変換器なのでそのままでOKです。
No.37は、CPU入出力なのでそのままでOKです。
No.38は、伝送器なのでそのままでOKです。
No.39は、デジタルパネルなのでそのままでOKです。
No.40は、伝送器なのでそのままでOKです。
No.41は、伝送器なのでそのままでOKです。
おわったら図面を保存してください。
次のエラーを確認します。

こちらは、現状ではそのままOKとしてください。
図面を保存してください。図面エラーチェックはこれで完了とします。