1011 リスト機能

概要

図面で使用している機器や機器付属品などすべてのオブジェクトデータを、それぞれリストにして一覧表示し、Luに保存したり、Excelにエクスポートしたりすることができます。


リスト機能の詳細

  • 各種オブジェクトのリストをメインウィンドウ上で確認できます。
  • リストに表示するプロパティ項目はカスタマイズできます。
  • リスト上でプロパティの直接編集、保存ができます。
  • リストをxlsxファイルにエクスポートできます。
  • リストに外部xlsxファイルの内容を読み込みできます。

リストを表示する

ツリーウィンドウの[リスト]フォルダから対象の項目をダブルクリックするか、図面を開きメニューバーの[リスト]から対象の項目を選択すると、リストウィンドウが表示されます。

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リストの対象項目は、一覧ビューの切り替え(①)で変更することもできます。
リストには2種類あり、リストタイプの切り替え(②)のドロップダウンリストから選択します。

リストタイプ 属性
材料集計 リストの項目や値を集計することができます。
セルは直接編集できません。
バッチ リストまたはプロパティウィンドウのセルをクリックして、値を編集することができます。エクスポートしたリストの情報を変更してインポートすることで、プロパティを一括設定することもできます。
図面とリストは同時に編集できません。

注意

  • 編集中の未保存の図面がある場合、リストウィンドウを開くと以下のようなメッセージが表示されます。

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  • リストタイプが[バッチ]の場合、図面はすべてロックされるため、保存できません。また、図面を開くと以下のようなメッセージが表示されます。

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  • 図面を表示している場合、リストタイプを[バッチ]に切り替えると、以下のようなメッセージが表示されます。

    表示中の未変更の図面がある場合

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    ロック中の図面が1つ以上ある場合

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    編集中の未保存の図面がある場合

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リストウィンドウの見かた

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リストウィンドウでは一覧ビュー(②)でリストの内容を確認しながら、ツールバー(①)でリストタイプの切り替え、一覧ビューの操作、検索/置換、出力操作などができます。

ツールバー

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  • ①リストタイプの切り替え

    クリックすると、ドロップダウンリストが表示され、リストタイプを切り替えることができます。

  • ②エクスポート

    クリックすると、一覧ビューの内容をExcelにエクスポートします。

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    ツールバーでエクスポートアイコン(①)をクリックします。

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    [名前を付けて保存]ダイアログが表示され、所定の場所にxlsxファイルを出力できます。

  • ③インポート

    クリックすると、指定したExcelを一覧ビューに表示しているリストにインポートします。

    注意

    • リストの項目とインポートする項目は一致している必要があります。
    • インポート可能なファイルは、リストタイプが[バッチ]の場合に出力したExcelのみです。
    1. ツールバーのリストタイプで[バッチ](①)を選択し、インポートアイコン(②)をクリックします。

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    2. インポートしたいファイルを選択し、[開く]をクリックしてインポートします。

      以下のメッセージが表示された場合は、項目やExcelの内容を確認してください。

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      ログファイル

      Luフォルダ内に、「table_Import_<読み込みxlsxファイル名>.log」というログファイルが作成されます。
      名前が重複する場合は、上書きするかどうかを確認するダイアログが表示されます。

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  • ④一覧ビュー定義の追加

    クリックすると、現在表示している一覧ビューの設定をコピーして、新しいオブジェクト定義として一覧ビューに追加できます。追加した定義はツリーウィンドウの[リスト]フォルダにも表示されます。

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    • ①名前

      一覧ビューに表示する名前を設定します。

    • ②表示列

      一覧リストのヘッダ項目が表示されます。各項目のチェックマークをオン/オフにして表示項目を設定します。表示列の上から順に、一覧リストにヘッダ項目として並べられます。

    • ③オブジェクトフィルター

      クリックして表示されたドロップダウンリストからフィルター名を設定できます。フィルターの設定については、「フィルターウィンドウ」を参照してください。

    • ④OK/キャンセル

      [OK]をクリックすると、一覧ビューに新しい定義が追加されます。追加しない場合は、[キャンセル]をクリックしてください。

    • ⑤リセット

      設定中の内容をすべてリセットします。

    • ⑥上へ/下へ

      表示列の項目の表示順序を変更します。変更したい項目を選択して[上へ]または[下へ]をクリックすると移動します。

  • ⑤一覧ビュー定義の編集

    ④で追加した一覧ビューのオブジェクト定義の場合、クリックすると[一覧ビューの定義]ダイアログが表示され、定義内容を編集できます。

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  • ⑥一覧ビューの切り替え

    クリックすると、ドロップダウンリストが表示され、一覧ビューの切り替えができます。

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  • ⑦一覧ビュー定義の管理

    クリックすると、[一覧ビューの管理]ダイアログが表示され、一覧ビューに登録されているオブジェクト定義が表示されます。追加したオブジェクト定義を編集したり、定義のコピー、一覧ビューの表示順などを変更できます。

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    • 一覧ビューリスト

      登録されている一覧ビューの定義一覧が表示されます。複数の定義を選択できます。

    • 編集

      追加登録した定義の内容を編集できます。クリックすると、[一覧ビューの定義]ダイアログが表示されます。

      注意

      以下の状態のときは編集できません。

      • 複数の定義を選択しているとき、デフォルトの定義を選択しているとき
    • コピー

      選択している定義の設定をコピーできます。
      コピーしたい定義を選択し、クリックすると[一覧ビューの定義]ダイアログが表示されます。

      注意

      以下の状態のときは編集できません。

      • 複数の定義を選択しているとき、デフォルトの定義を選択しているとき
    • 上へ/下へ

      一覧ビューを切り替えるドロップダウンリストの表示順序を変更します。
      変更したい定義を選択して[上へ]または[下へ]をクリックすると移動します。

    • Luからインポート

      ほかのLuから一覧ビューをインポートします。

    • 閉じる

      設定内容を保存し、ダイアログを閉じます。

  • ⑧検索

    検索モードの「検索と置換」ダイアログが表示されます。一覧ビューの項目を検索できます。

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  • ⑨置換

    置換モードの「検索と置換」ダイアログが表示されます。一覧ビューの項目を置換できます。

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  • ⑩検索テキストボックス

    検索文字列を入力して⑪をクリックすると、一覧ビュー内を検索し、文字列を含む行に移動できます。

  • ⑪前を検索/次を検索

    ⑩の検索テキストをキーワードにして前のセルを検索/次のセルを検索できます。

一覧ビュー

一覧ビューの切り替え(ツールバーの⑥)で選択した内容が一覧表示されます。

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  • 項目内容

    デフォルトで以下の項目が用意されています。デフォルト項目の変更や削除はできません。

    No. オブジェクト種別 説明 備考
    1 機器 機器、雑機器、特殊機器を一覧表示 雑機器、特殊機器含む
    2 機器付属品 機器付属品を一覧表示
    3 ノズル ノズルを一覧表示
    4 配管ライン 配管を一覧表示
    5 パイプラン パイプランを一覧表示
    6 一般弁 一般弁を一覧表示
    7 計装品 計装品を一覧表示 計装品属性の部品
    8 配管付属品 配管付属品を一覧表示 一般弁、計装品以外の配管に挿入される部品とそのアクセサリ類
    9 計装ライン 計装ラインを一覧表示
    10 任意図形 任意図形を一覧表示
    11 タグ類 機番、ラインマークなど文字等を一覧表示 引き出し線や風船等含む
    12 全オブジェクト 全てのオブジェクトを一覧表示
  • セルの選択

    セルはクリックして選択できます。

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  • 拡大/縮小表示

    リスト編集ウィンドウの右下にある拡大・縮小メニューから拡大・縮小率を選択できます。

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  • 並べ替え

    リストのヘッダ項目をクリックすると、各列用のドロップダウンフィルターメニューが表示され、行の並べ替えや絞り込みができます。

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  • 集計

    リストタイプが[材料集計]の場合、リストのヘッダ項目をクリックすると、ドロップダウンフィルターメニューに集計用の項目(①、②)が表示されます。リストの項目や値を集計することができます。

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    • ①集計(同一判定)対象

      当該列の同一項目を1行にまとめて表示します。ほかの列の値は、複数の異なる値が含まれる場合、空欄になります。

    • ②集計(積算)対象

      同一項目の合計値を表示します。

  • リストを編集する

    項目を修正する

    リストタイプが[バッチ]の場合、セルをクリックして直接修正できます。

    Ctrlキー+クリックすると、セルを複数選択でき、Shiftキー+クリックすると連続した項目を選択できます。

    一覧リストを保存する

    リボンエリアのホームタブで[保存]をクリックすると、すべてのオブジェクトが保存されます。

    項目を検索する

    ツールバーの検索テキストボックスで検索するか、大文字小文字の判別などの詳細検索をする場合は[検索と置換]ダイアログで行います。

    • ツールバーの検索テキストボックスで検索する

      1. ツールバーの検索テキストボックスに、検索したいキーワードを入力します。

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      2. 右側にある[>](次を検索)または[<](前を検索)をクリックします。

    • [検索と置換]ダイアログで詳細検索する

      1. ツールバーで検索アイコン(①)をクリックします。または、置換モードの[検索と置換]ダイアログでアクティブな置換アイコン(②)をクリックしてオフに切り替えることで、検索モードに変更できます。

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        検索モードの[検索と置換]ダイアログが表示されます。

      2. 検索ボックス(③)にキーワードを入力し、④または⑤をクリックします。

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        参考

        • ⑥をオンにすると、大文字・小文字を区別できます。
        • ⑦をオンにすると、正規表現を使った検索ができます。正規表現についてはWeb等を参照してください。

    項目を置換する

    リストタイプが[バッチ]の場合、項目を置換することができます。

    1. ツールバーで検索アイコン(①)をクリックします。または、検索モードの[検索と置換]ダイアログで置換アイコン(②)をクリックで、置換モードに変更できます。

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      置換モードの[検索と置換]ダイアログが表示されます。

    2. 検索ボックス(②)と置換ボックス(③)にキーワードを入力し、一括置換または検索して置換します。

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      • 一括置換

        ④をクリックしてリストの該当箇所を一括で置換します。

      • 検索して置換

        ⑤で該当箇所を検索して、⑥または⑦でセルを編集状態にします。再度⑤をクリックして置換します。