0901 導入

3D画面上で配管設計すると同時に“サポート詳細設計”も対話的に行ない、サポートモデルデータからサポート製作図や材料集計(重量積算)への“自動出力”、またサポート配置図、立体図の対話編集、出力等により、従来手書きで行なっていたサポート設計製図の工数を大幅に短縮できます。

プラントモデルトータルでの干渉チェックやEYEVIEW-LT(オプション)でのデザインレビューによる現場での手直し工事の削減効果があります。また、配管拘束条件の自動設定による解析機能や、サポートスパンや部材の自動選択等の自動設計機能の強化も狙いとしています。


データ量制限

  • 入力可能なサポートの数(JSUPRT 最大レコード数) :6,000(※1)
  • 1個のサポートの最大ポイント数 :20(※2)
  • 1個のサポートで支持可能な配管数 :40
  • サポート配置No.固定部最大文字数 :半角 12
  • サポート配置No.エリア部最大文字数 :半角 8
  • サポート配置No.連番部の範囲 :0~9999

配管サポートモデルはLu DataのJSUPRTというファイルに書かれます。(※1)

図1に示す様にいくつかのポイント(※2)を結ぶ線分から構成され、このポイントや線分が座標値、部材種類、部材間接続形式、刃の向き、固定方法等の属性を持っています。

各ポイントは同一平面(スタイル面)上に存在しなければなりません。ポイントには以下の3種類があります。

端点 ・・・部材末端の点で他の部材と接続していない点(図1の1、4)

分岐点 ・・・部材末端で母部材と接続している点(図1の5、6)

曲がり点 ・・・部材と部材が0゜より大きく180゜より小さい角度で、1点で接続している点(図1の2、3)なお、曲がり点には接続No.を記録し表示しています。

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作成できるサポートは平面的なサポートのみで、4本足形状(立体形状)は作成できません。複数に分けて作成し、組図面編集出力( M3dv )より図面を作成します。サンプルを参照してください。


チュートリアルで使用する各種データFolderには以下のものがあります。j1001 EYESUPT 完成版 Folderが完成しているLu Dataです。j999 完成版をコピーしてLu番号をj02に変更してから配管サポートモデルを入れてください。

EYEPIEを受講後、作業する方はそのまま、j01を使用してください。

なお、本書に02をキーインと記載されている場合は01をキーインしてください。


三次元配管サポート 組図面編集出力( M3dv )+配管サポート製作図(MsuptGui)サンプル

拡大図
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材料区分を下記記載の4種類に分類しています

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  材料区分 内容
1) ファスナ 配管を固定するのに必要な部品(Uボルト、シュー、当て板など)
2) 部材 配管サポート本体に必要な部材
3) アタッチメント 配管サポート本体の固定部に必要な部品
4) 固定部品 配管サポート本体の固定に必要な部品

材料欄の表示例(レイヤでON/OFF切換可能)

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構成

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本テキストでの色はEYECADデフォルトカラーを使用しています。カラーリストの開くボタンでカラーセット(デフォルト)を選択して下さい。

断熱表示も単線表示をしてください。