0302 PMS詳細設定

配管タイプ

配管タイプは以下のものがあり、内部流体、外面状況などの制約に応じて設定します。

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  1. ノーマルタイプ

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  2. トレースパイプ

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  3. ライニングタイプ

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  4. トレースドタイプ

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  5. セミジャケット対応

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  6. フルジャケットタイプ

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  7. コートタイプ

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  8. ライニング&トレース

    ライニングでトレースドタイプ

  9. ライニングセミジャケット

    内管ライニングでセミジャケットタイプ

  10. ライニングフルジャケット

    内管ライニングでフルジャケット

二重管配管の場合、継手部品、フランジで、内管をI欄(Inner) 、外管をO欄(Outer)に分けて登録します。奇数行がI欄、偶数行がO欄となります。フルジャケットの場合、フランジ、閉止フランジは、PMS上のO欄を参照します。セミジャケットの場合、フランジ、閉止フランジはI欄、O欄の区分けはありません。

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部品寸法情報について

次項で説明する部品・一般弁寸法列編集(EditDimension) でカスタマイズできます。カスタマイズする場合はJob用にD.B.(BJFITD、BJVLVD)を作成します。


規格について

部品によっては規格がAES-XXXXXXと表示されている場合があります。

これはAll EYECAD user‘s Standard の意味で独自の部品規格となります。


内外管サイズ組Code

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内外管サイズ組Codeは必ず設定して下さい。モデル入力時に外管が作成されません。


二重管作成時に内管サイズを参照して作成する外管サイズをコントロールしています。

D.B.のCNST(システム制御定数) D006からD008に登録されているCodeを設定します。

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3Dモデリング画面(mrout)で配管サイズを変更しても、フランジはPMSに設定してある"内外管サイズ組Code"を参照したサイズになりますのでご注意ください。


連結管用クラスCode

連結管は連結管用PMSを別途作成(配管タイプはノーマル配管かトレース配管)して、連結管用PMSのCodeを、二重管用 PMSの連結管用クラスCodeに設定します。


分岐表記号(ブランチテーブル)

母管から分岐配管を作成した時に発生する分岐部品(TEE、ボス等)をコントロールする機能です。発生後の分岐部品はモデル入力で個別に変更可能です。管理しているD.B.ファイルはAG(J)BRNC.xlsです。

99テーブル登録できます。

※修正後はバイナリ変換が必要。

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母管:4B(100A)x分岐ライン:15Aの場合

01-03_018.png = 直付分岐


母管:4B(100A)x分岐ライン: 4B(100A) の場合

01-03_019.png = ティー

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ルート間隔長Code

DBファイル、BG(J)FITD(配管部品寸法値D.B.)の1~19の範囲に登録されている寸法列Codeを設定します。ルート間長は配管サイズごとに0.1mm単位で設定可能です。

閲覧、編集は部品・一般弁寸法列編集(EditDimension)で可能です。個別の寸法列の表示はメニューの表示、数列種別、全コードから表示可能です。


SO抜代=全サイズ肉厚+(指定寸法) mm

SOフランジ(接続形式がSOP FF~SOHLFF(1711~1728)の場合)の抜代はパイプ肉厚+指定寸法で計算します。

指定寸法0.0mmの時でもパイプ肉厚分、抜代をとります。デフォルト指定寸法は3.0mmです。

(例)2B以上の抜代をパイプ肉厚+2.5mmとし、1 1/2B以下の抜代を0.0mmとする時、該当パイプサイズにおけるパイプサイズCodeは、DBファイルの「AG(J)SIZC.xml」を確認しますと、(50AはFITDW#が19です)とパイプ肉厚にプラスする指定寸法( 2.5mm)を繋げて19 2.5と設定します。

接続形式がSOA xx,SOB xx,SO xx (1731~1739)を使用すると、該当部品のスペース長定義で計算します。


ボルトネジ山出数

ナットの表面よりはみ出す山数を-9から9で設定します。 General PMSは全て3山となっています。

ネジ山のピッチは、ナット高さ×0.14(固定)×ネジ山数で計算しています。


曲げ半径寸法列

DBファイル、BG(J)FITD (配管部品寸法値D.B.)の21~40の範囲に登録されている寸法列Codeを設定します。

パイプ曲げ曲率半径は配管サイズごとに1mm単位の定義が可能です。3Dモデル入力時に曲げ半径が表示され入力作業効率が上がります。閲覧、編集は部品・一般弁寸法列編集(EditDimension)で可能です。個別の寸法列の表示はメニューの表示、数列種別、全コードから表示可能です。


座金取り付け種Code

Codeの設定可能範囲は1、2、100、200。

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その他の値の場合は座金は無(集計:0)となります。フランジ締結部一か所に対し

1枚の場合1

2枚の場合2

フランジ締結部一か所のボルト本数に対し

本数の1倍は100

本数の2倍は200

ボルトの長さには座金の厚さを含みます。そのため座金取り付け種 Code に応じてボルト長さが変わります。


腐れ代

mm単位でX.XXのように設定します。

備考

全角文字で最大50文字×4行=200文字まで、または半角英数字で最大100文字×4行=400文字まで入力できます。

ボルト、ナット、座金

フランジ厚、ガスケット、ライニング厚、スタブエンド厚、座金厚さ、ナット高さ、ネジの山出数等の和によりボルト長さを計算します。その計算結果をD.B.のシステム制御定数に設定してある長さレンジに切上げて出力します。D.B.のシステム制御定数でボルトサイズごとに設定してある最大長を超えると自動的にスタッドボルトで集計されます。(このときボルト長は対応した長さとなり、ナット数はボルト数の2倍となります)最大長はシステム制御定数編集(CNSTEdit)のD053でコントロールしています。

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システム制御定数の閲覧、編集はプラント属性のシステム制御定数編集(CNSTEdit)で可能です。

座金厚さのCodeは寸法列Codeです。寸法列にはボルトサイズ毎の厚さが設定されています。


PMSにボルト長寸法列Codeを設定することで、各配管サイズごとのボルト最低長を設定する事も可能です。

詳細については、Help Manual の14-05-1-1を参照してください。

座金の形状は6種類登録されています。

平座金(PLAIN)、角座金(SQUARE)、ばね座金(SW)、皿座金(CW)、歯付座金(TW)、波型座金(WW)

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座金厚さは仕上げに設定します。寸法列Code:101から110が対象です。閲覧、編集はプラント属性のシステム制御定数編集(CNSTEdit)で可能です。

座金厚さのCodeは寸法列Codeです。寸法列にはボルトサイズ毎の厚さが設定されています。

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Lu#選択の画面まで戻ります。以下の通り操作してください

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